引き渡し直前に発見!新築施工ミスの実例7つ
新築の引き渡しを受けるときには、残金を支払ってしまう前に建物のチェックを十分に行っておくことをおすすめします。
これは、思いのほか施工不良やミス等が多いため。パソコンや自動車などと違って、現場の手作業が多い建築ならではですよね。
新築の建物で見つかった施工ミスの事例
事例①雨どいの支持金物がない
左の写真は、実は雨どいの支持金物がありません。雨どいのズレによる雨漏りや脱落の可能性もあるため支持金物の設置が必要です。
右の写真が本来の姿。取り付け方がは間違ってる場合は発見が容易ですが、このように「最初からない」といったミスは意外と見逃しがちなのです。
事例②サッシの隙間
こちらは、サッシ下枠に隙間が生じています。雨水はもちろんゴミ、虫などが侵入します。シーリング材などで押さえておくのがいいでしょう。
事例③ビスの絞め忘れ
こんな「ビスの締め忘れ」もよくあること。ほんの数カ所であっても、雨水の侵入口となる場合や、部材の歪みの原因となりえます。
事例④ダクトの貫通部のシール不足
屋上設備のダクトの貫通部にシールが不十分な箇所。隙間が開いていたら意味がありませんね。
事例⑤サッシのパッキンはがれ
サッシのパッキンが一部剥がれています。これもきちんと直してもらいましょう。なお、位置をずらして新規に追加する場合は、現状の止水処理を行う必要があります。
事例⑥石の破損(割れ)
これは皆さん、わかりますね。屋上床面の石の一部が割れています。剥がれる可能性がありますので手直しが必要です。
事例⑦コンセントの設置位置が低い
コンセントが床面( 側溝床 )から30㎜程度しか、立ち上がりが確保されていません。これはちょっと危険。少なくとも100㎜~150㎜以上の立ち上がりは必要でしょう。コンセントの設置位置やコンセントの形状を検討する必要があります。
いかがでしたか? 悪意のある欠陥などではなく、こうしたちょっとした手抜き工事は、みなさんが思っているよりたくさんあるもの。良く調べてから引き渡しを受けましょう。