収益物件はここを見る!外観からわかる劣化サイン
入居希望の方が物件を見たとき、最初に印象を決めるのが、その外観です。もしかしたら、少しの補修でグンと印象が良くなるところ、チェックを怠って損をしている物件もあるかもしれません。今回は、外壁からわかる建物の劣化の状況について、実際にホームインスペクター(住宅診断士)が現場で見た実例からご紹介します。
投資物件をお探しの方、所有されている収益物件の定期点検・補修を検討されている方はぜひチェックしてみてください。
外壁塗装のタイミングを教えるサイン
外壁のチョーキング
見た目はきれいですが、外壁を手でこすってみると、指先に白いチョークの粉のような跡が・・・これを「チョーキング」といいます。外気や紫外線などの影響で外壁材の表面塗装が劣化し、顔料がチョークの粉のように浮き出てくる現象です。チョーキングが確認されたら、外壁塗装を行うサインです。
外壁のひび割れ
外壁のひび割れは見た目が良くありませんね。ひび割れの大きさや長さにあった適切な補修を行い、塗装などで仕上げると、見た目はずいぶんと変わります。特に目につきやす部分にひび割れがあれば、補修をご検討してみてください。
階段のさびは早め補修が大事
外部の階段には鉄骨製のものがが多く見られます。築年数がある程度経過すると現れるのがさび(錆)です。このまま放置しておくと、さらに劣化が進行し他の建材部分にも影響してしまう可能性があります。見た目も良くありませんね。早い段階でさびの除去や塗装をすれば補修費用は抑えられますが、放置し悪化すると費用が高くなってしまうこともあります。さびには早めの対策が必要です。
水漏れは深刻化すると構造にも影響が
ベランダに水漏れ跡が確認できます。このまま放置しておくと内部の木材が腐ってしまいます。見た目も悪い上に、深刻化すると建物の構造にも影響が及びかねません。水漏れ跡が確認された場合、表面補修のみではなく、内部の状況も確認した上で補修をすると良いでしょう。
プロの目によるチェックもご検討ください
もし、ご自身でのチェックにご不安がある、外壁だけでなく物件の内部もチェックしてほしい、という場合はプロの力を借りるのもよいでしょう。一棟調査もお任せください。
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