ホームインスペクターが伝授!一戸建てのセルフチェックポイント
収益物件・投資・賃貸用に中古住宅の購入前に建物の状態を調べておくことは、今後の収支計画を立てていく上で非常に重要です。
ここをチェックせずに購入してしまうと、リフォームや修繕に予想以上の費用がかかり大幅な収支計画の変更を迫られることも。
また、引き渡し後に建物に問題が発生すると入居者の生活に支障が出てクレームにつながってしまいます。
そこで、住宅のスペシャリストであるホームインスペクター(住宅診断士)が、一戸建てのならではの点検ポイントを伝授します!
外壁や基礎コンクリート立ち上がり部分
- ひび割れがないかチェックしましょう。染みや変色があるかも確認を。
<ホームインスペクターからのアドバイス>
特に0.5mm以上ひびには注意が必要です。確認方法は簡単。身近にあるシャープペンシルの芯を、ひびにいれてみてください。すっと入ってしまえば0.5mm以上あると言えます。
そのままにしておくと雨水などが入りこみ、内部の大切な構造躯体に影響を及ぼす可能性もあります。早めに発見をし、専門の業者に補修を依頼することをおすすめします。
雨どい
- 雨どいが割れていたり、外れていたりしていませんか?
<ホームインスペクターからのアドバイス>
壊れていたら補修を依頼しましょう。
また、植物が絡まっていたり、落ち葉が溜まっていたりしたら片付けをしましょう。
雨どいに落ち葉などが溜まっていると、雨水が外壁をつたって家のダメージ(腐食)の原因になることもあります。
屋根裏や床下
- 染みや変色、かび臭いにおいはあるかどうかを確認しましょう
<ホームインスペクターからのアドバイス>
染みなどが年輪のようにあったら数回にわたって雨漏りや漏水をした可能性があります。
痕跡を見つけたら専門家にみてもらいましょう。
いかがでしたか? 修繕費をおさえながら資産価値や収益を維持するためにも、不具合は早めに発見し、メンテナンスを心がけたいものです。
ご自身でのチェックや不具合の判断が難しい場合は、ホームインスペクション(住宅診断)の利用を検討なさるのも、ひとつの手です。