投資用一棟アパートの設備の定期点検も重要ポイント

大家さんや投資物件オーナーにとって大切な財産でもあります収益物件。今回は投資用の一棟アパートをホームインスペクション（住宅診断）した事例です。5年前に建築された投資用アパートに入退去のタイミングで空室となった、お部屋の設備関係を中心にホームインスペクション（住宅診断）しました。

給湯器を確認してみると・・・

上記写真は、よく見る給湯器です。築5年で給湯器を設置していますので、まだ交換には早い時期ですね。ただ定期点検をされたことがないようでしたら、依頼されたほうが良いでしょう。
ご所有物件の給湯器本体に品番などが明記されていますので、一度確認され、点検やメンテナンスなどについて施工会社さんや給湯器メーカーなどに問い合わせてみてはいかがでしょうか。

更に、給湯器の下を確認してみます。

拡大してみると・・・

下から覗きこまないと確認はできませんでしたが、外壁の貫通部分に隙間がありました。雨水に関係する部分ですので、隙間を埋めていただいた事例です。上から見ただけでは、なかなか発見できない事例です。

換気のチェック

こちらは換気扇です。何やらくっついていますが・・・実はティッシュペーパーで換気の吸い込み具合を確認しています。少しティッシュペーパーが垂れてきている様子がうかがえます。吸引能力が低下している兆候が確認できました。換気ダクトに問題があるのか、換気扇本体に問題があるのか検討した事例です。このようにティッシュペーパーやコピー用紙のような紙で換気扇の吸い込み具合を確認できます。是非、ご所有の賃貸物件でも試してはいかがでしょうか。
※ティッシュや紙などが換気扇内部に吸い込まれないように十分ご注意ください。

気が付かなければそのまま賃借人様がご入居してしまっている事が多いのですが、ご入居される前に気付く不具合や、生活している中である時ふと気になったり、不具合はさまざまです。その都度、業者様（管理会社様）から連絡があって対応するのも大変ですよね。
今回の事例は実際に賃借人は気付いていたかも知れない・・・生活に支障はないから放っておいたかもしれない・・・ケースです。
建築してからの定期点検は入居者様との調整もありなかなか難しいものです。空室になった際は室内や設備の点検を実施するなど、また5年・10年・15年などのある程度の節目に建物全体や各住戸の定期点検を行い、メンテナンスをされることをおすすめします。

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