投資用新築一戸建て内覧会での建物チェックポイント＜外回り篇＞

今まで図面の上で平面的にしか見ることができなかっ た建物をはじめて立体的に確認できるのが「内覧会」です。支払う代金に見合った適切な工事が行われているか、発注者としてしっかり検査しておきたいものです。そこで、数多くの内覧会に同行しているホームインスペクター（住宅診断士）が建物チェックポイントをご紹介します。今回は外回り篇です。

まずは敷地確認から

まずは敷地について確認しましょう。敷地や道路には境界杭があります。入居後はお隣さんとの近所付き合いが良好でも、相続や売買などによりお隣さん（所有者）が突然変わってしまい境界がハッキリしていないとトラブルにもつながります。しっかりと話を聞いておきましょう。

外壁は実際に手で触って

そして建物の外壁の確認。建物の外壁には固定されているものがいろいろとあります。例えば、電気やガスメーター・給湯器・雨樋を固定するための金物など。これらを実際に手で触って「しっかりと固定されているか」「ぐらつきがないか」確認しましょう。

↑また上記の画像のように外壁とサッシの間にすき間がないかもチェック。

さらに基礎部分にひび割れがないかもあわせて確認してみましょう。もし、このような↑↑不具合があっても適切に補修さえすれば問題がないケースがほとんどです。早期発見して、早めに対応してもらいましょう。

不要な支出やトラブルを防ぐため、『内覧会』『施主検査』には発注物がちゃんと作られているか把握しておきましょう。建物の履歴を残しておくと数年ごとのメンテナンスにも役立ちます。

建物の傾きや床下・屋根裏の施工状態、水周りの機能などを調べたい場合は・・・ 住宅診断の専門家へ
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